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「遠山の金さん」や「伝七捕物帳」で有名な四代目中村梅之助さんの家系図を徹底深掘り!
俳優として大活躍中の二代目中村梅雀さんの父でもある四代目中村梅之助さん。
一方、勝新太郎さんの妻・中村玉緒さんも遠い親戚関係だった?と話題になっているので、四代目中村梅之助さんの家系図を確認していきましょう!
目次
四代目中村梅之助の家系図!
こちらが四代目中村梅之助さんの家系図になります。
台詞回しに定評があった歌舞伎役者・三代目中村翫右衛門(なかむら・かんえもん)さんの息子にあたる四代目中村梅之助さん。
「遠山の金さん」などで見せてくれた独特な立ち居振る舞いは父・三代目中村翫右衛門さんから受け継いだものだったようですね。
続いては、四代目中村梅之助さんの家族構成を掘り下げていきましょう!
四代目中村梅之助の家族構成について
- 祖父:二代目中村翫右衛門
- 父 :三代目中村翫右衛門
- 母 :二代目談洲楼燕枝の娘
- 本人:四代目中村梅之助
- 妻 :光子
- 長男:二代目中村梅雀
こちらが四代目中村梅之助さんの家族構成です。
長男・二代目中村梅雀さんは俳優として目覚ましい活躍を見せていますから、立派な家系図なのは間違いないですよね。
歌舞伎役者でもドラマや映画で十分通用することを証明して見せた名優・四代目中村梅之助さんの家族構成を今一度確認していきましょう!
祖父:二代目中村翫右衛門
五代目中村歌右衛門さんの門弟で、東京浅草の芝居小屋「柳盛座」を立ち上げた祖父・二代目中村翫右衛門さん。
柳盛座の看板役者になったところで「初代中村梅雀」を名乗ったものの、芝居小屋の需要が活動写真に奪われたことがきっかけとなり、五代目中村歌右衛門さんに弟子入りして、歌舞伎役者となりました。
三井財閥の親族・三井鋳三郎さんの娘と結婚していて、子供(三代目中村翫右衛門)を授かっています。
父:三代目中村翫右衛門
10歳の時に「三代目中村梅之助」を名乗っていた父・三代目中村翫右衛門さん。
二代目中村翫右衛門さんが芝居小屋を立ち上げたところで本格的に役者デビューしていて、1920年に「三代目中村翫右衛門」を襲名。
ただ、俳優機関紙「劇戦」にて梨園の悪しき風習に異議を唱えたり、二代目市川猿之助さんが率いていた「春秋座」へ移籍するなど、歌舞伎界に一石を投じる活動を続けてきた人物です。
母:二代目談洲楼燕枝の娘
父・三代目中村翫右衛門さんが27歳の時に結婚したのが母・町田春子さんです。
落語家の二代目談洲楼燕枝(だんしゅうろう・えんし)さんの娘で、兄・二代目中村歌門さんは歌舞伎界に進出。
両親の馴れ初めは不明ですが、父・三代目中村翫右衛門さんは歌舞伎以外の分野に強い関心を抱いていたので、落語界と親交を深めていくにつれて、母・町田春子さんと運命の出会いを果たしたのかもしれませんね。
本人:四代目中村梅之助のプロフィール
- 1930年2月18日生まれの東京都出身
- 本名は「三井鐵男(みつい・てつお)」
- 9歳の時に初舞台を経験し、四代目中村梅之助を襲名
- 子供は長男(二代目中村梅雀)がいる
- 「天と地と」「峠の群像」で親子共演が実現
- 「遠山の金さん」の主演や「必殺仕事人」のナレーションなど活躍多数
- 2016年1月18日に肺炎で他界、享年85
三代目中村翫右衛門さんが立ち上げた劇団「前進座」の代表を務めながら、「遠山の金さん」など話題作に数多く出演していた四代目中村梅之助さん。
本業は歌舞伎役者でしたが、現代劇に登場する機会も多く、NHK大河ドラマや地上波民放の時代劇作品で独読な存在感を発揮。
20代の時に結核を患い、持病と闘う日々が続いていたものの、日本の時代劇作品に欠かせない名優として申し分ない活躍を見せました。
妻:光子
四代目中村梅之助さんの妻の名前は「光子」と判明しています。
妻・光子さんは旧日本軍の海軍少将だった山崎景則さんの孫で、最終学歴は国立音楽大学卒業となっていました。
ピアニストとしてデビューすることを夢見ていたものの、十分な活躍をすることができず、四代目中村梅之助さんと結婚してからは専業主婦になっています。
実家ではピアノを演奏することもあったそうで、長男・二代目中村梅雀さんがジャズやバンド活動に目覚めるきっかけを与えました。
長男:二代目中村梅雀
- 1955年12月12日生まれの東京都武蔵野市出身
- 本名は「三井進一(みつい・しんいち)」
- 10歳の時に「中村まなぶ」名義で初舞台
- 25歳の時に「二代目中村梅雀」を襲名
- 2007年で「前進座」を退団し、俳優業に専念
- 2020年の日本映画批評家大賞で主演男優賞を受賞
- 離婚歴があり、前妻と再婚相手との間に1人ずつ娘を授かる
「刑事コロンボ」シリーズや「特捜9」など、刑事ドラマで欠かせない存在になっている二代目中村梅雀さん。
NHK朝ドラ「てるてる家族」では安西千吉役(日清食品の創業者・安藤百福さんがモデル)を好演しており、穏やかなキャラクターがピッタリな俳優として知られていますよね。
ずっと俳優をしているのかと思いきや、若い頃は父・四代目中村梅之助さんと共演する機会も多く、「真田太平記」では作中で親子の間柄のキャラを演じていて、大きな話題を集めました。
ほかに子供はいるのか?
四代目中村梅之助さんの子供が二代目中村梅雀さん1人だけ…と思いきや、他にも2人の子供がいたことが判明しています。
男の子と女の子を授かったものの、妻・光子さんが妊娠中毒症を患ってしまい、息子は出産からわずか1日で他界したほか、娘は流産となってしまったそうです。
二代目中村梅雀さんが誕生した後の出来事なので、2人の子供が無事だったら、兄弟で目覚ましい活躍を見せていたかもしれませんね。
四代目中村梅之助と関係のある人物について!
- 三代目中村扇雀
- 初代中村壱太郎
- 中村玉緒
こちらが四代目中村梅之助さんと関係の深い人物一覧です。
血のつながりこそありませんが、一緒に芸能界を盛り上げたり、四代目中村梅之助さんの背中を追う歌舞伎役者が勢ぞろいしていますよね。
親戚ではないものの、梨園の世界で生き抜く同志として四代目中村梅之助さんと唯一無二の関係性を築いていた人物を1人ずつご紹介していきます!
三代目中村扇雀
四代目坂田藤十郎さんの次男にあたる三代目中村扇雀さん。
初代中村歌右衛門さんが作り上げた屋号「成駒屋」の門弟という立場なので、三代目中村扇雀さんと四代目中村梅之助さんの師匠と弟子の間柄になります。
三代目中村扇雀さんが9歳の時に出演したNHK大河ドラマ「天と地と」で四代目中村梅之助さんと共演していますから、面識があるのは間違いありません。
母は扇千景
四代目坂田藤十郎さんの妻で、2人の子供(三代目中村扇雀、四代目中村鴈治郎)を立派な歌舞伎役者に育て上げたのは元タカラジェンヌ・扇千景さんです。
女優業を経て政界へと進出した扇千景さんは、小泉純一郎内閣や森喜朗内閣で大臣を経験。
さらに、2004年7月には憲政史上初となる女性の参議院議長に抜てきされるなど、女性の社会地位のシンボル的存在になっていました。
初代中村壱太郎
三代目中村扇雀さんの甥(3親等)にあたるのが初代中村壱太郎さん。
四代目中村鴈治郎さんの長男で屋号「成駒屋」の一員でもありますから、四代目中村梅之助さんと師弟関係にある人物としてピックアップできます。
上方のDNAを引き継ぐ女形役者としてブレイク中の初代中村壱太郎さんなので、今後の活躍にも期待が持てますよね。
中村玉緒
初代中村壱太郎さんの大叔母にあたり、人間国宝に選ばされた四代目坂田藤十郎さんの妹でもある中村玉緒さん。
夫が勝新太郎さん、義理の兄が若山富三郎さん、という昭和を代表する名優がズラリと家系図に並んでいるのに、バラエティ番組で見せる天然キャラが話題を呼び、還暦を過ぎてから一気にブレイクしましたよね。
血縁関係ではないものの、四代目坂田藤十郎さんの妹である以上、中村玉緒さんも四代目中村梅之助さんと関係のある人物としてピックアップするのは自然な流れだと思います。