里見浩太朗の家系図まとめ！戦国武将の子孫に驚きの家系

里見浩太朗さんの家系図について詳しく知りたい方に向けて、本記事ではご本人のルーツから現在に至るまでの家族構成や親戚関係をわかりやすく解説しています。

戦国時代に武田信虎に仕えたとされる先祖・佐野光次さんに始まり、地元で財産家として知られた祖父の佐野勝三郎さん、戦地で命を落とした父・佐野亀一さん、そして女手一つで家族を支えた母・佐野エツさんなど、歴史と人物像に厚みのある家系が展開されます。

時代劇の名優として親しまれる里見浩太朗さんの背景にある、知られざる家族の物語をぜひご覧ください。

里見浩太朗の家系図！

里見浩太朗さんの家系には、戦国時代に武田信虎に仕えた武将・佐野光次さんをはじめ、地元で財を成した祖父の佐野勝三郎さんや、戦地で命を落とした父・佐野亀一さんといった、歴史と誇りに満ちた人物たちが連なっています。

母の佐野エツさんは、戦後の厳しい時代を女手ひとつで乗り越え、兄とともに浩太朗さんを育て上げました。

現在は元スチュワーデスの信子さんと結婚しており、俳優として活躍する長男・佐野圭亮さんがその血を継いでいます。

それでは、里見浩太朗の家族構成について詳しく見ていきましょう。

里見浩太朗の家族構成について

• 祖父：佐野勝三郎（3親等）
• 父：佐野亀一（1親等）
• 母：佐野エツ（1親等）
• 長兄：一般の方（2親等）
• 本人：里見浩太朗
• 妻：信子
• 長男：佐野圭亮（1親等）

祖父：佐野勝三郎（3親等）

佐野勝三郎は、里見浩太朗の父方の祖父にあたる人物で、親等は3親等となります。山梨県南部町井手に住んでいたとされ、地元では一、二を争う財産家として知られていました。明治から昭和初期にかけて、農業や林業を営む一方で、国の専売事業であった塩の小売販売の許可を得て商店も経営していました。この時代において塩の専売制度の中で小売りの許可を持つというのは非常に珍しく、それだけ地元での信用や影響力が強かったことがうかがえます。

彼は妻・やよ志との間に12人の子どもをもうけ、その12番目の子が、後に陸軍軍人となる佐野亀一です。このような大家族を支えながら事業を営んでいた勝三郎さんは、非常に勤勉で責任感の強い人物であったと想像されます。また、こうした背景から、佐野家には武家の誇りと商人気質の両方が受け継がれており、里見浩太朗さんの誠実で芯のある人柄の原点も、この祖父に由来しているのかもしれません。

勝三郎さんの家系は、代々武田家に仕えてきた歴史を持つ旧家でもあります。初代の佐野光次は、戦国武将・武田信虎に仕えたとされており、佐野家は長らく地域の要職を担っていた名家でした。こうした家系の誇りが、孫である里見浩太朗さんにも脈々と受け継がれているのです。

父：佐野亀一（1親等）

佐野亀一は、里見浩太朗の実父であり、親等は1親等です。明治37年に山梨県南部町井手の佐野家に、12人兄弟の末っ子として生まれました。若くして陸軍に志願し、19歳で近衛歩兵第二連隊に配属されて以降、軍歴を重ねて憲兵としても活動。昭和12年には日中戦争の勃発を受けて中国大陸に派遣され、同年9月に中国・山西省にて壮絶な戦死を遂げました。享年は34歳でした。

亀一さんの戦歴には、戒厳令下の皇居警備や2・26事件の対応など、激動の時代を象徴する出来事が多数含まれています。特に2・26事件当日は、久しぶりに休暇をもらい帰宅した直後の発生で、早朝に非常召集されそのまま2ヶ月戻らなかったというエピソードが記されています。この夜に夫婦の営みがあり、11月に次男である里見浩太朗さんが誕生したという記録も残っています。

家族関係においても、亀一さんは深い縁の中に生きていました。妻となった木伏エツさんとは、もともと親戚関係にあり、彼の母方祖母・よりと亀一さんは「いとこ同士」にあたる関係でした。このような血縁によって結ばれた夫婦の間には、長男・要と次男・邦俊（後の里見浩太朗さん）が生まれました。

戦死後、残されたエツさんは静岡県に戻り、女手ひとつで二人の子どもを育てました。亀一さんの死は家族に大きな影響を与えただけでなく、彼の人となりと人生は、里見浩太朗さんの精神性や芸道にも少なからぬ影響を与えているといえるでしょう。

母：佐野エツ（1親等）

佐野エツは、里見浩太朗の母であり、親等は1親等です。旧姓は木伏で、静岡県出身の農家の家庭に生まれました。父は木伏運平、母はよりという名前で、里見浩太朗さんにとっては祖父母にあたります。上京後、エツさんは母・よりのいとこである鈴木孝之が営むパン屋で働き始め、そこに出入りしていた佐野亀一と出会い、結婚に至りました。なお、亀一とよりは「いとこ同士」であり、つまりエツさんと夫の亀一さんも元々親戚関係にありました。

夫・亀一さんとの間には長男・要と次男・邦俊（後の里見浩太朗さん）をもうけましたが、次男が生後10ヵ月のときに亀一さんが戦死。以降、エツさんは実家のある静岡県に戻り、女手ひとつで2人の子を育て上げました。経済的に困窮するなかでも、内職や行商などをしながら家計を支え、母としての強さと献身を見せ続けました。

エツさんの存在は、里見浩太朗さんの人生観や精神形成に大きな影響を与えています。苦労を重ねた母の背中を見て育ったことが、里見さんの誠実で芯のある人柄を育てたと言えるでしょう。平成15年に93歳でその生涯を閉じるまで、息子たちを支え続けたエツさんは、まさに「昭和の母」の象徴ともいえる人物です。

長兄：一般の方（2親等）

里見浩太朗には兄が1人おり、長兄にあたる人物は2親等となります。名前は一般公開されていませんが、いくつかのメディアで紹介された情報によれば、兄は静岡県の実家に残り、現在も地元で暮らしているとのことです。また、非常に健康で長寿の家系に属しており、高齢となった現在も健在であることが伝えられています。

戦時中、父・亀一さんが戦死したことで、兄弟ともに幼い頃に父を失いました。兄は弟の浩太朗さんと同じく母・エツさんの手で育てられ、厳しい時代を共に乗り越えてきました。特に兄としての自覚や責任を持ちながら、家庭を支える一助となっていたことは想像に難くありません。

芸能界に進んだ弟とは異なり、長兄は一般の道を歩みました。そのため詳細な職業歴や人物像は伝えられていませんが、静かに家庭を守り続ける存在として、佐野家の中でも重要な役割を担っていたと考えられます。里見浩太朗さんが公私ともに安定した人生を送ることができた背景には、この長兄の存在も見逃せません。

本人：里見浩太朗

里見浩太朗は、日本を代表する俳優であり歌手でもある人物で、本名は佐野邦俊です。親等としては、この記事の主役であるため本人＝0親等に該当します。1936年11月28日に東京都渋谷区道玄坂で生まれ、静岡県富士宮市で育ちました。旧名義には「鏡小五郎」「富士川一夫」などがあり、現在の芸名「里見浩太朗」としては1970年から活動しています。

芸能界入りのきっかけは、高校卒業後に叔父の魚市場で働きながら歌手を志していた時、知人のいたずらで東映ニューフェイスに応募されたことでした。1957年に東映に入社し、同年公開の『天狗街道』で映画デビュー。その後、「水戸黄門」シリーズで2代目助さん、さらに5代目水戸光圀役を長年にわたって演じ、全国的な知名度を獲得しました。

また、私生活では2度の結婚歴があり、最初の妻・巳智子さんとの間に長男・佐野圭亮さんをもうけましたが、1974年に離婚。その後、1976年に現在の妻である信子さんと再婚しています。信子さんは元レスリング選手・風間栄一さんの娘であり、元パンアメリカン航空の客室乗務員という経歴を持っています。

人生を通じて多くの時代劇・現代劇に出演しながら、音楽や絵画、ゴルフなど多趣味な面も見せています。芸歴の長さと演技力に裏打ちされた存在感で、長きにわたり日本のテレビドラマ・映画界に大きな影響を与え続けています。

妻：信子

信子は、里見浩太朗の現在の妻であり、2度目の結婚相手です。2人は1976年に結婚しました。信子さんは元パンアメリカン航空のスチュワーデスで、結婚当時はすでに地上勤務に移っていたとされています。出身は新潟県で、165cmの長身と日焼けした健康的な肌が特徴とされており、水泳で鍛えた体が印象的だったと報じられています。

彼女の父は、レスリング界の重鎮である風間栄一さんです。風間さんは1936年のベルリン五輪で日本代表として出場し、東京五輪では監督として金メダル5個を獲得した実績を持つ名選手でした。このように信子さんは、スポーツ界の名家に生まれ育ち、厳格かつ洗練された家庭環境で教養を身につけてきたことがうかがえます。

里見浩太朗さんとの出会いの詳細は明かされていませんが、彼女は当初芸能界とは無縁の一般人でありながら、芸能界で活躍する夫を陰ながら支え続けてきました。2人の間に子どもがいるかについての記録は見当たりませんが、家庭生活は非常に安定しており、芸能界という忙しい世界の中で夫婦の信頼関係を大切にしてきたことがうかがえます。

信子さんの存在は、里見浩太朗さんの人生にとって、精神的な支えとなる大きな柱となっています。彼の数々の功績の裏には、彼女の献身と理解があったことは間違いありません。

長男：佐野圭亮（1親等）

佐野圭亮は、里見浩太朗の長男にあたり、親等は1親等です。母は里見浩太朗の最初の妻である巳智子さんで、横浜の医師の娘であり、元ミス横浜という経歴を持つ方でした。巳智子さんは元々里見浩太朗さんのファンであり、結婚後に圭亮さんが誕生しました。

圭亮さんは7歳の時に両親が離婚し、以降は母親のもとで育てられました。芸能界に入った後は、父と同じく俳優として活動を開始し、数々のテレビドラマや映画に出演しています。父である里見浩太朗さんの影響を受けつつも、独自の演技スタイルを築こうとする姿勢が感じられ、二世俳優という枠にとどまらず、自らの個性を表現する俳優として活躍しています。

芸能一家に育った圭亮さんですが、決して恵まれた道のりばかりではありませんでした。幼少期に家庭の事情で父と離れて暮らすこととなり、それでも俳優という道を選んだ背景には、父の姿を遠くから見つめて育ったことが強く影響していると考えられます。

なお、佐野圭亮さんの具体的な出演作品や活動歴は、時代劇から現代劇まで幅広く、役者としての幅を広げています。父・里見浩太朗さんと共演する機会もあり、親子二代にわたって日本のドラマや舞台を支えている存在です。

このように、佐野圭亮さんは里見浩太朗さんの長男（1親等）として、血筋と芸を受け継ぎつつ、個人としての道を真摯に歩んでいる人物です。

里見浩太朗と親戚関係の人物について

• 4親等：佐野浅夫

4親等：佐野浅夫

佐野浅夫は、俳優として長年活躍してきた人物であり、里見浩太朗にとっては4親等にあたる親戚です。二人は共にTBSの人気時代劇『水戸黄門』シリーズで「水戸光圀公」役を演じたことで知られ、佐野浅夫さんは三代目、里見浩太朗さんは五代目の黄門様を務めました。この共通点からも、世代を超えて視聴者に親しまれる存在であったことがわかります。

二人の関係については、報道や本人の著書など複数の情報源から語られており、やや複雑な親族関係が背景にあります。報道機関の「スポーツ報知」「北海道新聞」「朝日新聞」などでは、佐野浅夫さんと里見浩太朗の母・佐野エツが「いとこ」とされており、これにより里見浩太朗にとって佐野浅夫は「いとこの子（4親等）」にあたることになります。一方で、里見浩太朗さんの自著『ゆっくりと一歩』では、佐野浅夫さんとの関係を「またいとこ」としており、親同士がいとこの関係にあたるという記述も見られます。

また、里見浩太朗の両親は、元々親戚関係にあったともされており、父・佐野亀一と母方祖母・よりがいとこ同士だったという記述もあります。こうした血縁の重なりが、佐野浅夫さんとの間に多重的な親戚関係を形成しているのです。

佐野浅夫さん自身は俳優だけでなく、童話作家としての一面も持ち、「お話でてこいのおじさんのお話」や「せん爺さんの太鼓」などの著作もあります。家庭では先妻・英子さんを昭和25年に迎えましたが、平成10年に逝去。その後、21歳年下の育子さんと再婚しています。育子さんは競輪選手・川村晃司さんの母親でもあり、家庭構成にも特徴が見られます。

このように、佐野浅夫さんは俳優としてだけでなく、文化活動や家庭面でも多彩な人物であり、里見浩太朗さんにとっては血縁的にも芸能的にも深い関わりのある存在だったのです。

里見浩太朗のご先祖様・歴史上・遠い親戚などの人物

• 先祖：佐野光次（戦国時代に武田信虎に仕えた武将）

先祖：佐野光次（戦国時代に武田信虎に仕えた武将）

佐野光次は、里見浩太朗の先祖にあたる人物であり、戦国時代に活躍した武将です。彼は戦国大名・武田信虎に仕えた家臣であり、佐野家の家系において最も古い記録が確認できる人物の一人とされています。親等は時代的に遠く離れているため明確には示せませんが、血筋上の直系もしくはそれに近い遠縁の祖先にあたる人物です。

武田信虎は、甲斐国（現在の山梨県）を治めた名将・武田信玄の父であり、16世紀初頭にその支配基盤を築いた人物です。佐野光次はその信虎に仕えたと伝えられ、家臣団の中でも信頼を得ていた武将だったと考えられます。武士としての気概と忠義心が、佐野家の家風として代々受け継がれてきた可能性があります。

佐野家はその後も武田家の家臣として続き、江戸時代以降は地元の名家として定着していきます。近代に入ってからは、農業や林業、商業など多角的に生業を広げていきました。その中で特に注目されるのが、光次の子孫にあたる佐野勝三郎が塩の小売販売を任され、地元で一、二を争う財産家となった点です。これは、家系に受け継がれた誠実な働きぶりと信頼の証といえるでしょう。

このように、里見浩太朗のルーツには、武士として主君に仕えた誇り高い先祖の存在があり、代々伝わる家の精神や価値観が今もなお息づいていることがうかがえます。芸能界での誠実な活動ぶりにも、こうした家系の背景が少なからず影響を与えているのではないでしょうか。

里見浩太朗の家系図まとめ

• 佐野勝三郎：祖父（3親等） – 地元で一、二を争う財産家であり商才に優れた人物
• 佐野亀一：父（1親等） – 陸軍で戦死した勤勉な軍人で12人兄弟の末っ子
• 佐野エツ：母（1親等） – 女手一つで子を育てた昭和の強い母
• 一般の方：長兄（2親等） – 地元に残り家庭を支えた存在
• 里見浩太朗：本人（0親等） – 時代劇で長年活躍する国民的俳優
• 信子：妻（親等なし） – スチュワーデス出身で名レスラーの娘
• 佐野圭亮：長男（1親等） – 俳優として活動する里見浩太朗の息子
• 佐野浅夫：4親等（4親等） – 黄門役で知られる俳優で文化人でもある親戚
• 佐野光次：先祖（親等不明） – 武田信虎に仕えた戦国時代の家臣