記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
人気歌舞伎役者・中村勘九郎さんの家系図は超名門で偉大過ぎる!と話題になっていることをご存知でしょうか?
父の十八代目中村勘三郎さん、祖父の十七代目中村勘三郎さんだけでなく、人間国宝に選ばれた七代目中村芝翫さんなど、超豪華な面々が中村勘九郎さんの家系図に名を連ねています。
また、妻・前田愛さんや2人の息子も知名度が高い人物ですので、まずは中村勘九郎さんの家系図を画像でチェックしていきましょう!
目次
中村勘九郎の家系図!
こちらが中村勘九郎さんの家系図になります。
江戸時代初期から大切に紡がれている血脈で、中村勘九郎さんは父・十八代目中村勘三郎さんの名跡を引き継ぐ重要な役割を担っていますよね。
「中村屋」の屋号で親しまれているだけでなく、2004年にアメリカ・ニューヨークで歌舞伎公演を成功させるなど、演劇界のトップランナーとして大きな期待がかけられています。
続いては、中村勘九郎さんの家族構成を深掘りしていきましょう!
中村勘九郎の家族構成について
- 父方の祖父:十七代目中村勘三郎
- 父方の祖母:久枝
- 母方の祖父:中村芝翫
- 父 :十八代目中村勘三郎
- 母 :波野好江
- 本人 :中村勘九郎
- 弟 :中村七之助
- 妻 :前田愛
- 長男 :三代目中村勘太郎
- 次男 :二代目中村長三郎
中村勘九郎さんの家族構成をチェックしていくと、中村屋を盛り上げた名役者が勢ぞろいしていることが分かります。
家族構成の男性は全て歌舞伎関係者ですし、妻・前田愛さんも女優として活躍していましたから、ここまで偉大な役者の家系図の人物は中村勘九郎さん以外に存在しないのでは?と思うぐらい豪華ですよね。
古き良き時代の演劇界を彩った有名人も名を連ねていますので、中村勘九郎さんの家族構成を1人ずつ掘り下げていきましょう!
父方の祖父:十七代目中村勘三郎
- 1909年7月29日生まれの東京都出身
- 本名は「波野聖司」
- 父は三代目中村歌六
- 長兄が初代中村吉右衛門、次兄が三代目中村時蔵という歌舞伎一家
- 7歳で初舞台を経験し、35歳の時に妻の久枝と結婚
- 1950年に中村勘三郎を襲名し、屋号「中村屋」を立ち上げる
- 大河ドラマ「源義経」に出演するなど、テレビ番組や映画でも活躍
- 人間国宝に選ばれていて、森光子と親しい間柄だった
- 1988年に心不全で他界、享年78
舞台に立ち続けることだけでなく、テレビドラマや映画への出演も快諾し、歌舞伎役者の地位向上に努めたのが父方の祖父・十七代目中村勘三郎さんです。
後継ぎとなる息子の十八代目中村勘三郎さんのことは厳しくしつけていたようですが、後に女優となる娘・波乃久里子さんにはいつも優しく接していたことが分かりました。
「女優になるんだったら、フワフワした感じがちょうどいい」と娘・波乃久里子さんに言い聞かせていたという十七代目中村勘三郎さん。
演者として抜群の才能を発揮していた息子にはライバル心を抱いていたそうで、心の奥底では十八代目中村勘三郎さんの実力を認めていたのかもしれません。
父方の祖母:久枝
- 1924年生まれ
- 本名は「波野久枝」
- 六代目尾上菊五郎の娘
- 20歳の時に十七代目中村勘三郎と結婚
- 十八代目中村勘三郎など3人の子供を授かる
- 2001年に他界、享年77
女形の看板役者で、踊りの技術が秀でていた六代目尾上菊五郎さんの娘だった父方の祖母の久枝さん。
20歳の若さで梨園の妻となったわけですが、娘に優しかった十七代目中村勘三郎さんとは異なり、久枝さんは性別関係なく、子供たちに厳しく礼儀を教え込んでいたそうです。
息子・十八代目中村勘三郎さんの演技のミスにも口出しする場面が多かったそうですが、六代目尾上菊五郎さんの血を引き継いでいる久枝さんなので、パフォーマンスの優劣を見極める力を持っていたのは間違いないでしょう。
母方の祖父:中村芝翫
- 1928年3月11日生まれで東京都出身
- 本名は「中村榮次郎」
- 五代目中村福助の息子
- 父が早逝したため、祖父の五代目中村歌右衛門の元で幼少期を過ごす
- 妻の雅子と結婚し、4人の子供を授かる
- 次男は八代目中村芝翫で、三田寛子が義理の娘
- 次女の波野好江が十八代目中村勘三郎と結婚し、親戚関係に
- 日本俳優協会や伝統歌舞伎保存会会長を歴任
- 2011年に肝不全で他界、享年83
気品あふれる女形の難役を数多く演じてきた七代目中村芝翫さんが中村勘九郎さんの母方の祖父です。
名跡を引き継いだ次男・八代目中村芝翫(三代目中村橋之助)さんがプライベートで問題ばかり起こしているので、歌舞伎のことを知らない人でも「中村芝翫」という名前だけは見聞きしたことがあるのではないでしょうか。
5歳の時に父を亡くし、12歳の時に育ての親代わりだった祖父を亡くす、という波乱に満ちた人生を過ごした七代目中村芝翫さんですが、日本俳優協会の会長を務めるなど、人望はとても厚く、数多くのファンに親しまれていました。
父:十八代目中村勘三郎
- 1955年5月30日生まれで東京都出身
- 本名は「波野哲明(のりあき)」で、「のりちゃん」のあだ名で親しまれていた
- 父の十七代目中村勘三郎と同様に、テレビドラマや映画に出演して知名度を向上させる
- 1980年に妻の波野好江と結婚し、2人の子供を授かる
- 2004年7月にアメリカのニューヨークで平成中村座の公演を成功させる
- 2012年12月に急性呼吸窮迫症候群で他界、享年57
現代劇のドラマ・映画に出演しただけでなく、家族のドキュメンタリー番組出演も快諾し、「中村ファミリー」の大黒柱として目覚ましい活躍を見せた父・十八代目中村勘三郎さん。
57歳の若さで他界したのは残念ではありますが、長男・中村勘九郎さんと次男・中村七之助さんを立派な歌舞伎役者に育て上げ、親子3人で連獅子を披露した姿は爽快でしたよね。
2004年のアメリカ・ニューヨーク公演では、現地の警察官姿のキャラクターを登場させるなど、斬新すぎるアイデアを次々に打ち出し、歌舞伎の地位向上に努めました。
母:波野好江
- 1959年4月12日生まれ
- 七代目中村芝翫の次女
- 21歳の時に十八代目中村勘三郎と結婚
- 長男の中村勘九郎、次男の中村七之助を授かる
- 2013年に亡き夫との思い出を綴った「中村勘三郎 最期の131日 哲明さんと生きて」を出版
中村屋の女将さんとして活躍している波野好江さんが中村勘九郎さんの母です。
夫・十八代目中村勘三郎さんは波野好江さんのことを溺愛していて、「はなまるマーケット」に出演した際、波野好江さんの料理が美味しすぎることを自慢していました。
現在は女優を引退して梨園の妻となった義理の娘・前田愛さんの指南役を担っていて、中村屋の繁栄を陰で支えています。
本人:中村勘九郎のプロフィール
- 1981年10月31日生まれ
- 本名は「波野雅行」
- 堀越高校を卒業したものの、仕事が忙しくて東洋大学を中退
- ドラマ「光の帝国」で共演した前田愛と2009年に結婚
- 2人の子供(三代目中村勘太郎、二代目中村長三郎)を授かる
- NHK大河ドラマ「いだてん」で主人公の金栗四三役を演じた
- 映画「銀魂」など現代劇やアニメ原作の作品にも出演
「新撰組!」や「いだてん」「どうする家康」といったNHK大河ドラマに出演しているほか、テレビCMにも数多く登場している人気歌舞伎役者の中村勘九郎さん。
ひょうきんな役柄から硬派なキャラクターまで、幅広い役を無難に演じるカメレオン俳優の側面がある一方、本業の歌舞伎でも父・十八代目中村勘三郎さんに負けず劣らずの実力を発揮しています。
2024年6月に公演された舞台「おちょこの傘持つメリー・ポピンズ」では、七代目尾上菊五郎さんの娘・寺島しのぶさんとの豪華共演が実現し、話題を集めました。
弟:中村七之助
- 1983年5月18日生まれ
- 本名は「波野隆行」
- 歌舞伎界の女型の代表的存在
- ハリウッド映画「ラストサムライ」では明治天皇役に抜てきされた
- 堀越高校時代は松本潤や松田龍平と同級生だった
大河ドラマ「どうする家康」で石田三成役を演じていた中村七之助さんが中村勘九郎さんの弟です。
ニューヨーク公演で披露した女形が美しすぎた!と話題になっていて、父・十八代目中村勘三郎さんや兄・中村勘九郎さん以上に目立つ存在になっていましたよね。
イケメンなのに独身貴族を貫いていることでも有名な中村七之助さん。
歌舞伎の稽古や公演だけでなく、甥っ子にあたる三代目中村勘太郎さんと二代目中村長三郎さんを指導する立場でもありますから、忙しすぎて結婚する暇がないのかもしれませんね。
妻:前田愛
- 1983年10月4日生まれ
- 妹は女優の前田亜季
- 11歳の時に「あっぱれさんま大先生」に出演してブレイク
- 女優として人気絶頂だった2009年に中村勘九郎との結婚を発表
- 2人の子供を授かり、「中村屋」の女将として活躍
子役の頃からテレビドラマ・CMに引っ張りだこだった妻の前田愛さん。
「はみだし刑事情熱系」や映画「バトルロワイアル2」など、話題作に相次いで出演していた前田愛さんでしたが、中村勘九郎さんと結婚した2009年以降は芸能界から引退しています。
2024年1月2日に放送された「さんまのまんまスペシャル」では、「あっぱれさんま大先生」で共演した明石家さんまさんと26年ぶりの再会を果たしました。
40歳を超えているのに、結婚する前と変わらない可愛さを保つ前田愛さんにビックリするネット民が続出しました。
長男:三代目中村勘太郎
- 2011年2月22日生まれ
- 本名は「波野七緒八(なおや)」
- 2012年5月、祖父の十八代目中村勘三郎に抱えられて初舞台を踏む
- 2013年4月の「歌舞伎座新開場 杮葺落四月大歌舞伎」に本名で出演
- 2017年2月に三代目中村勘太郎を襲名
祖父・十八代目中村勘三郎さんが亡くなる1年前の2011年に誕生した中村勘九郎さんの第1子が長男の三代目中村勘太郎さんです。
父の幼い頃と同じ「中村勘太郎」の名跡を継いでいるので、中村勘九郎さんが十九代目中村勘三郎を襲名した時には「七代目中村勘九郎」を名乗ることになるでしょう。
次男:二代目中村長三郎
- 2013年5月22日生まれ
- 本名は「波野哲之(のりゆき)」
- 祖父の十八代目中村勘三郎が亡くなった時は母親のお腹の中にいた
- 本名の「哲之」は十八代目中村勘三郎の本名「哲明」が由来
- 2016年8月に初舞台を経験し、2017年2月に二代目中村長三郎を襲名
祖父・十八代目中村勘三郎さんの本名「哲明」の「哲」の字が入っている次男の二代目中村長三郎さん。
兄・三代目中村勘太郎さんよりもやんちゃな性格のようで、母親・前田愛さんも二代目中村長三郎さんが幼い頃は手を焼いていたそうです。
幼い頃の十八代目中村勘三郎さんと二代目中村長三郎さんの顔がそっくり!と注目されていて、偉大な祖父の生まれ変わり!?と噂する声も少なくありません。
お兄さんの三代目中村勘太郎さんと切磋琢磨しながら、偉大すぎる祖父や父に追いつき追い越せの精神で頑張っていってほしいですね。