【決定版】親等図の宇宙一わかりやすい説明!家系図との関係やわかった気だった疑問を一気に解消させる!

世間でちょこちょこ出てくる「〇親等」という言葉。

言葉は知っていても実際どこが何親等なのか、パッとでてこなかったりしませんか^^;

一見わかりづらくても、わかってしまえば割と簡単だったりしますので、この記事で「〇親等」の考え方や家系図との関係をわかりやすく見ていきます。

親等とは

親等とは、親族関係における距離、つまり近さ・遠さを表すものです。

引用:ベンナビ相続

こちらのサイトによると、親等とは「親族関係における距離を表すもの、とのことのようです。

たしかに、親兄弟は数字が小さく、親戚となるとその数字は大きくなりますよね。

自分本人や配偶者はカウントしないため0親等、親や子供が1親等で兄弟が2親等らしいです。

そう考えると、「6親等です」と言われたら、「あれ?結構遠い親戚なのかな?」とか直感でわかったりしますよね^^

親等で表すときの注意点

親等であらわすときには注意する点があるようです。それは、

本人の血族(けつぞく)、もしくは姻族(いんぞく)に限られる

とのこと!

ちなみに、血族(けつぞく)とは、本人と血の繋がりがある親族(自然血族)のことのようです。また、養子縁組によって法律上血族になった人(法定血族)も含むそうです。

そして姻族(いんぞく)とは、本人の配偶者の血族のことのようですね。

親族と家系図について

引用:X

さて、親等の考え方などが分かったところで、家系図と合わせてみていきましょう。

まずは世間でもよく言われる続柄についてを見ていきます。

いとこは4親等

引用:Yahoo!

まず、よくある「いとこ」です。漢字では「従兄弟(従姉妹)」で書き、家系図で見るとこうなります。

親等でいうと4親等となり、「おじ(おば)の子供」にあたります。

ちなみにおじ(おば)は、自分の親の兄弟を指します。

はとこは6親等

引用:まごろく

次によく聞くのが「はとこ」ではないでしょうか。漢字では「再従兄弟(再従姉妹)」で書き、家系図で見るとこうなります。

親等でいうと6親等となります。

言葉で表すといろいろあるようですが、次の2つがありました。

はとこの考え方
  • 自分から見て、祖父母の兄弟の孫
  • 親のいとこの子供

「おじいちゃんの兄弟の孫」か「親のいとこの子供」とかがわかりやすい表現なのではないでしょうか^^

玄孫(やしゃご)は4親等

引用:Yahoo!

続いては「玄孫(やしゃご)」についてみていきます。

メディアでは竹田恒泰さんが有名で「明治天皇の玄孫にあたる」ということですね。

玄孫を家系図で見ると上の図のようになり、親等でいうと4親等になります。

言葉で表すと、次の2つがあったりします。

玄孫の考え方
  • 自分から見て、ひ孫の子供
  • 孫の孫

甥・姪は3親等

引用:Yahoo!

続いては「姪」「甥」です。甥(姪)とは家系図で見るとどうなのでしょうか。

図で確認すると上のようになります。また、親等は3親等にあります。

言葉でいうと

甥・姪の考え方
  • 兄の子供、弟の子供、姉の子供、妹の子供

といった表現がなじみやすいかもしれませんね。

親等の考え方について

ここまで親等について具体的な続柄と踏まえてみていきましたが、親等の数え方についても見ていきましょう。

親等は、自分を「0」として数え、1世代離れている人を1親等、と数えていきます。

注意点としては「1世代離れている人」ですね。

1親等にあたるのは、親か子供、なので兄弟は自分の親の子供となので、2親等になります。

親族の親等の早見表

引用:X

ここまで親族や親等についてみてきて、いろんな名称にも触れてきたので、それらを一覧にしました。

なし 本人、配偶者
1親等 父母、子
2親等 兄弟、姉妹、祖父母、孫
3親等 曽祖父母(そうそふぼ)、ひ孫、おじ・おば、甥・姪
4親等 高祖父母(こうそふぼ)、玄孫(やしゃご)、いとこ、大おじ・大おば、甥孫(おいまご)・姪孫(てっそん)
5親等 五世の祖(ごせいのそ)、来孫(きしゃご、らいそん)、曾姪孫(そうてっそん)、従甥姪(じゅうせいてつ、いとこおいめい)、従兄弟違(いとこちがい)、従叔父・従叔母・伯従父・伯従母(いとこおじ・いとこおば)、曾祖叔父(そうそしゅくふ)・曾祖伯父(ソウソハクフ)
6親等 六世の祖、昆孫(こんそん)、玄姪孫(そうてっそん)、従姪孫(じゅうてっそん)、はとこ

親族に限っての親等を表にしましたが、もちろんもっと前の先祖を親等で表すことも可能です。

そのときは、ゆっくり数を数えていけばいつかはたどり着くはずです。

もしご自宅に家系図があるのならば、ご自身のご先祖様は自分と何等親離れているのかを見てみると面白いかと思います^^

親等と続柄の具体例

ここからは、具体的な例を踏まえて、どんな呼び方をするのかを見ていきましょう!

親のいとこ

本人との関係 呼び方(続柄)
親のいとこ 祖父母の兄姉の子 伯従父・伯従母(いとこおじ・いとこおば)
親のいとこ 祖父母の弟妹の子 従叔父・従叔母(いとこおじ・いとこおば)

親のいとこの呼び方は「いとこおじ」または「いとこおば」といいます。

漢字では「伯従父・伯従母」「従叔父・従叔母」と書きます。

親等は5親等になります。

親の叔父・叔母 祖父母の兄弟

本人との関係 呼び方(続柄)
親のおじ・おば(兄・姉) 大伯父・大伯母(おおおじ・おおおば)
親のおじ・おば(弟・妹) 大叔父・大叔母(おおおじ・おおおば)
祖父母の兄弟(兄・姉) 大伯父・大伯母(おおおじ・おおおば)
祖父母の兄弟(弟・妹) 大叔父・大叔母(おおおじ・おおおば)

親のおじ・おばの呼び方は「おおおじ」または「おおおば」といいます。

ほかには、祖父母(おじいちゃん・おばあちゃん)の兄弟の同様に「おおおじ」または「おおおば」といいます。

漢字では「大伯父・大伯母」「大叔父・大叔母」と書きます。

親等は4親等になります。

親の祖父母 祖父母の親

本人との関係 呼び方(続柄)
親の祖父母、祖父母の親 曾祖父・曽祖母(そうそふ・そうそぼ)

親の祖父母か祖父母の親は「曾祖父母になり、呼び方は「そうそふ」「そうそぼ」といいます。

漢字では「曾祖父」「曽祖母」と書きます。

親等は3親等になります。

お父さんのおじいちゃん」や「おばあちゃんの親」など、そういった表現がなじみやすいですね。