記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
初代藤間紫さんの家系図をチェックしていくと、豪華な面々ばかりだったことが判明しました!
孫娘にあたる藤間爽子さんが3代目藤間紫を襲名するなど、跡継ぎ問題も安泰で、将来性豊かな親族ですよね。
今回は初代藤間紫さんの家系図や家族構成を調べていきながら、由緒正しい親族のルーツを探っていきます!
目次
初代藤間紫の家系図!
こちらが初代藤間紫さんの家系図になります。
人間国宝の6代目中村東蔵さんが弟というだけで凄い家系図ですよね。
2代目市川猿翁さんと再婚してから更に家系図が豪華になった初代藤間紫さんの家族構成を掘り下げていきましょう!
初代藤間紫の家族構成について
- 父 :河野勝斎
- 本人 :初代藤間紫
- 弟 :6代目中村東蔵
- 元夫 :2世藤間勘祖
- 夫 :2代目市川猿翁
- 長女 :3代目藤間勘祖
- 長男 :藤間文彦
- 長男の嫁:島村佳江
- 男孫 :藤間貴彦
- 女孫 :藤間爽子
こちらが初代藤間紫さんの家族構成です。
有名な名跡を襲名した大物ばかりがそろっていますよね!
子供や孫の代でも知名度の高い人物がそろっている初代藤間紫さんの家族構成を1人ずつ掘り下げていきます。
父:河野勝斎
- 職業は医者
- 日本医科大学の初代理事長&学長
- 6代目尾上菊五郎の主治医を務めていた
演劇界の大物の家系図かと思いきや、初代藤間紫さんの父・河野勝斎さんは医者として活躍しており、日本私立大学協会会長に抜てきされた人物です。
父・河野勝斎さんが6代目尾上菊五郎さんの主治医を務めていたこともあり、初代藤間紫さんは演劇界と繋がりが深くなったとのこと。
7代目松本幸四郎さんのスカウトで舞踊に取り組み始めたので、父・河野勝斎さんが医者じゃなかったら、初代藤間紫さんは別の道を歩んでいたのかもしれません。
本人:初代藤間紫のプロフィール
- 1923年5月24日生まれの東京都文京区出身
- 本名は「喜熨斗綾子(きのし・あやこ)」
- 12歳の時、2世藤間勘祖の元に弟子入り
- 21歳で2世藤間勘祖と結婚(夫の方が24歳年上)
- 1985年に2世藤間勘祖と離婚し、2000年に2代目市川猿翁と再婚
- 2009年3月27日に肝不全で他界、享年85
演劇界の人気者と結婚・離婚を経験した初代藤間紫さん。
スキャンダル女優の先駆け的存在でもあり、既婚者の立場でありながら、辰巳柳太郎さんをはじめとする大物俳優と逢瀬を繰り返しました。
SNS全盛の現代だったら、批判が集中してもおかしくないくらい破天荒な人生を歩み、85歳で生涯を閉じています。
弟:6代目中村東蔵
- 1938年1月21日生まれの東京都出身
- 本名は「河野均(こうの・ひとし)」
- 「加賀屋」の屋号を背負う人気歌舞伎役者
- 早稲田大学中退後、本格的に歌舞伎に打ち込んでいく
- 人間国宝に選ばれており、伝統歌舞伎保存会の会員を務める
男女両方の役柄を無難に演じ分ける歌舞伎の実力者・6代目中村東蔵さんは初代藤間紫さんの実の弟になります。
子役時代は映画に出演していましたが、早稲田大学中退後の23歳で歌舞伎の初舞台を踏んで以降、演劇界に必要不可欠な存在へと成り上がっていきました。
元夫:2世藤間勘祖
- 1900年10月8日生まれの東京都江東区出身
- 本名は「藤間秀雄(ふじま・ひでお)」
- 1704年に誕生した「藤間流」宗家の後継者
- 舞踊家として活躍し、6世藤間勘十郎としてもお馴染みだった
- 1990年12月5日に他界、享年90
1944年に24歳年下だった初代藤間紫さんと結婚している2世藤間勘祖さん。
60歳の時に人間国宝に選ばれるなど、演劇界のシンボル的存在として知られていました。
丁寧に門弟たちを指導する様子が話題を集め、藤間流宗家の後継者として申し分ない振る舞いを見せたのです。
離婚理由について
- 性格の不一致で徐々にすれ違うようになる
- 離婚の決定的理由は初代藤間紫と2代目市川猿翁の不倫発覚
- 2代目市川猿翁も既婚者でW不倫状態だった
初代藤間紫さんと2世藤間勘祖さんの離婚理由は「2代目市川猿翁との不倫」でした。
1985年に離婚が成立するのですが、1960年代から初代藤間紫さんと2代目市川猿翁さんのW不倫が始まっていて、お互いに引くに引けない状況になっていたそうです。
離婚から2年後の1987年、初代藤間紫さんが「紫派藤間流」という新流派を立ち上げ、お家騒動にも発展したため「藤間流スキャンダル」とも呼ばれていました。
夫:2代目市川猿翁(2代目藤間紫)
- 1939年12月9日生まれの東京都出身
- 本名は「喜熨斗政彦(きのし・まさひこ)」
- 2代目松本白鷗や2代目中村吉右衛門と並び「十代歌舞伎」と呼ばれる
- 子供は香川照之(市川中車)
- 1965年に浜木綿子と結婚したものの、1968年に離婚が成立
- 不倫関係だった初代藤間紫と2000年に再婚
- 晩年はパーキンソン病を患い、闘病生活に明け暮れる
- 2023年9月13日に不整脈で他界、享年83
現代劇の歌舞伎化を実現させた「スーパー歌舞伎」の生みの親でもある夫の2代目市川猿翁さん。
再婚相手の初代藤間紫さんが立ち上げた「紫派藤間流」にも加入していて、2代目家元として「2代目藤間紫」を襲名していますから、相思相愛だったのは間違いないですよね。
長女:3代目藤間勘祖
- 1945年12月9日生まれの東京都出身
- 本名は「藤間高子(ふじま・こうこ)」
- 父(2世藤間勘祖)から指導を受け、稀代の舞踊家へと成長
- 2002年9月に「3世藤間勘祖」を襲名
- 襲名前までは「7世藤間勘十郎」を名乗っていた
2019年に旭日中綬章を受章するなど、演劇界の発展に大きく貢献している長女の3世藤間勘祖さん。
2歳で初舞台を経験してから、父・2世藤間勘祖さんと二人三脚で舞踊家の道を究めていった一方、母・初代藤間紫さんとの関わりはそこまで深くなかったそうです。
泥沼不倫劇の末、離婚していった初代藤間紫さんに抱く環状も複雑だったでしょうし、母と疎遠になってしまうのも無理ないですよね。
長男:藤間文彦
- 1951年6月10日生まれの東京都出身
- 立正大学時代に俳優デビュー
- 1970年の「花嫁の父」で母(初代藤間紫)と共演
- 高校野球がテーマとなった「ガッツジュン」でブレイク
- 1982年の映画「怪異談 生きてゐる小平次」出演を最後に芸能界引退
- 2代目市川猿翁が所属する「株式会社おもだか」社長に就任
歌舞伎の舞台に上がることはありませんでしたが、母・初代藤間紫さんとの親子共演が実現した「花嫁の父」など話題作への出演歴がある長男の藤間文彦さん。
母・初代藤間紫さんの葬儀で喪主を務めていたので、不倫騒動の末に再婚した母と2代目市川猿翁さんとは近しい立場だったようですね。
長男の嫁:島村佳江
- 1956年6月29日生まれの広島県広島市出身
- 映画「金閣寺」で女優デビューを果たす
- 陰と陽の役柄を演じ分け、表現力で高い評価を受ける
- 藤間文彦と結婚し、2人の子供を授かる
性格は暗めでも、インテリで計算高い女性役が板についていた長男の嫁の島村佳江さん。
昭和後期の芸能界を彩る重要な人物でしたが、藤間文彦さんと結婚して、子供の妊娠・出産を経験してからは表舞台に姿を現す機会が激減しています。
男孫(長男の息子):藤間貴彦
- 1992年1月22日生まれの東京都出身
- ジャニーズJr.のメンバーとして活動歴あり
- 「Tops」というグループに所属したものの、1年足らずで活動停止
- ジャニーズ事務所退所後に青山学院大学へ進学
- 藤間流の「初代藤間翔(ふじま・かける)」を襲名
元ジャニーズで青山学院大学出身という華麗な経歴を誇る男孫の藤間貴彦さん。
元々はアイドル志望だったようですが、現在は舞踊家の世界に飛び込んでいて、初代藤間翔の名義で活動を続けています。
女孫(長男の娘):藤間爽子
- 1994年8月3日生まれの東京都出身
- 学歴は青山学院大学文学部卒業
- 大手事務所「レプロ」に所属しながら女優活動に打ち込む
- 朝ドラ「ひよっこ」で役者デビュー
初代藤間紫さんの孫娘にあたるのが女優としても活躍中の女孫・藤間爽子さんです。
ドラマ「silent」ではヒロインに寄り添う良き親友・横井真子役を熱演し、話題を集めましたよね。
女優業が完全に軌道に乗っている印象の藤間爽子さんですが、舞踊家一族の子供という自覚もあり、3代目藤間紫の襲名を公表しました。
藤間爽子が3代目藤間紫を襲名
2代目市川猿翁さんが2代目藤間紫を襲名していたので、3代目で再び女性が「藤間紫」を名乗ることになります。
舞踊家が本業になっているのは間違いありませんが、女優業を引退したわけではなく、舞踊と現代劇の二刀流を続けていきながら、今後も強烈な存在感を放ってくれることでしょう。
初代藤間紫と香川照之の関係について!
- 初代藤間紫の義理の息子にあたるのが香川照之
- 直接的な血のつながりはない
- 香川照之は不倫の末に再婚した初代藤間紫に違和感を抱いていた
初代藤間紫さんが2代目市川猿翁さんと再婚した後に親戚関係となった香川照之さん。
直接的な血のつながりはないものの、家系図的には義理の母親と息子という間柄になります。
息子が5代目市川團子を襲名したことがきっかけとなり、2代目市川猿翁さんとの関係が修復したように思えた香川照之さんでしたが、義理の母・初代藤間紫さんには複雑な感情を抱いていました。
2代目市川猿翁さんが大切にしていた初代藤間紫さんの遺品をあっさり片付けようとした香川照之さん。
違和感を抱いている家族の遺品がそばにあったら、捨ててしまおうと考える気持ちは理解できますよね。
義理の母・初代藤間紫さんとの溝が埋まらないまま、永遠の別れをすることになってしまったのです。
初代藤間紫と市川猿之助の関係について!
- 義理の甥と叔母の間柄
- 市川猿之助の叔父が2代目市川猿翁
- 親戚の不倫スキャンダルに気分を害した可能性あり
2代目市川猿翁さんの弟・4代目市川段四郎さんの息子が市川猿之助さんですよね。
よって、初代藤間紫さんとは義理の甥と叔母という関係性になります。
叔父・2代目市川猿翁さんの不倫劇に気分を害していた可能性は高く、香川照之さんと同様に初代藤間紫さんと距離を置いていたようです。
舞踊家一族の初代藤間紫さんに対し、市川猿之助さんは歌舞伎一家のサラブレッドですから、接点が少ないのも納得ですよね。